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イエノミクラブ編集部
自然溢れる小さな村で、醸し続けて100有余年。”仙頭酒造場” 杜氏が語る、主銘柄 『土佐しらぎく』の魅力とは…
仙頭酒造場 醸造責任者インタビュー
Q.1 高知県とは酒造りにおいてどんな土地ですか?また、その中でも芸西村での酒造りの特徴等を教えてください。
A. 高知県東部の酒蔵は海に近い立地の蔵が多く、弊社も海のそばにあります。その為、日によって乾湿の差がとても大きく、前日に翌朝の天候状態を見極め、それにより原料処理(洗米、吸水)を変更して気候に上手く対応していく必要があります。
Q.2 様々な酒米を用いて醸されますが、使用する酒米を選ぶうえで重要視されている所は何でしょうか?
基本的に上記に対応できる性格の米を使用します。単純に米の硬さや、たんぱく質等特定成分の含有量の多少ではないので説明しずらいのですが、実際に使用した際のレスポンスの早い米を積極的に継続して使用するようにしております。感覚というか、私の酒造技術との相性みたいなものだと思います。
Q.3 手造りでの酒造りに対するこだわりを教えてください。
私どものような生産量の少ない蔵では、分析(数字)のみに頼ったデータによる酒質の再現性が担保しにくいという点だと思います。失敗が許されない局面が多いだけに瞬時に対応、判別できる状況(手作業で直接物量に触れる)を確保することが大変重要であると考えております。
Q.4 仙頭酒造場が今後目指す方向性や、コンセプトなどあれば教えてください。
日本酒における「美味しさ」と他の食品、料理等における「美味しさ」とに少し差があるような気が以前からしております。アルコール飲料である前に口から入って体のなかにいきわたる「食品」であることですし、「普通に飲みやすく、美味しく感じて頂けること。」言葉で言えば簡単なこの部分を突き詰めていける酒造りを続けていくことです。
仙頭酒造場
様々な受賞歴を誇る、伝統の土佐酒を醸し続けて100有余年。
高知の自然と調和した酒造りを続ける蔵。
“フレッシュ&ジューシー”をコンセプトに”心地よい飲みやすさ”を追求しています。
日本酒好きの方はもちろんですが、普段、日本酒を飲まない方や、次の世代、そのまた次の世代の若い方たちに、日本酒の魅力をもっともっと知っていただけたら…という思いで醸しています。
今、流行の非常にフルーティーなお酒を醸す、高知の酒と言えば、『土佐しらぎく』と言っても過言ではない、高知の人気蔵。
高知の自然と調和した酒造り
手造りのこだわり
高知は、温暖な気候の土地柄ですが、独自の醸造方法で安定した味わいを実現しています。
こだわりは、手間隙惜しまない、”手造りの酒造り”を大切にし、「米洗い」、「麹造り」などほとんどの作業を手造りで丁寧に行っています。
お米へのこだわり
高知のお米”吟の夢”を中心に、山田錦、八反錦、雄町、しずく媛など様々なお米を使っています。季節とともに、それぞれのお米のきらりと光る個性あふれる味わいをお楽しみ頂ける商品ラインナップとなっています。
お水へのこだわり
お酒の成分の約80%はお水からできています。お酒の仕込み水に、四国山系の伏流水を使用しています。特徴は、優しくきれいで伸びやかな味わいです。蔵が追求している”心地よい飲みやすさ”は、酒造場内で汲み上げられるお水とお米、高知の自然のコラボレーションから生まれます。
数々の受賞歴
過去に全国新酒鑑評会にて、多数の受賞歴があり、近年においても、10年以上連続で受賞をしています。他にも四国清酒鑑評会、酒コンペティション、インターナショナル・ワイン・チャレンジ、全米日本酒鑑評会など国内外で開催される日本酒品評会にて、多数の受賞歴を誇る、実力蔵。
蔵元いちおし
食中でこそ花開く冴える切れ味の「斬辛」
土佐しらぎく 斬辛 特別純米
澄んだ口当たりから、綺麗な旨味と果実の香りが広がる純米酒。「斬辛」の名の通り、斬れの良い味わいで食事を引き立てます。
商品番号 019800 720ml
作や十四代などの有名酒を抑え、酒コンペティション2017 純米吟醸部門日本一!
フレッシュ&ジューシーな純米吟醸
綺麗で軽快な口当たりはそのままに、旨味をギュッと凝縮させた蔵元の目指すジューシーな酒質。洋ナシを想わせる上品香りが特徴的。
商品番号 019798 720ml
蔵紹介は他にもたくさんしていますので、是非こちらもご覧ください
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Writer
イエノミクラブ編集部