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イエノミクラブ編集部
太陽の日差しが降り注ぐ 神戸の大地が育む神戸ワイン
神戸産ブドウ100%へのこだわり
豊かな自然に囲まれた、神戸市西区の小高い丘に佇む神戸ワイナリー。『Made in KOBE』にこだわり、創業から一貫して、神戸市の自社畑と契約農家で収穫された「神戸産ブドウ」のみを使用しワイン造りを行っています。数々のコンクールでも受賞歴を持ち、2019年のG20大阪サミットや、香港の天皇誕生日祝賀レセプションで振る舞われるなど、高品質なワインを生み出しています。
ワイナリー訪問
2021年6月下旬、オリジナルワインを造る為、神戸ワイナリーを訪問しました。この日は雲一つない清々しい青空。31ヘクタールあるという広大な敷地内に、青々とした葉をつけた苗木が一面に植えられたブドウ畑は圧巻。神戸のテロワールを活かし、繊細な日本の食事に合う「純日本ワイン」造りをテーマに掲げ、オリジナルワインプロジェクトがスタートしました。
ブドウ品種の選定
畑の見学から戻り、早速様々なブドウ品種のサンプルを試飲。神戸ワイナリーで育てられているブドウ品種は「シャルドネ」「メルロー」「カベルネ・ソーヴィニヨン」などの主要品種の他、「タナ」「ネッビオーロ」など20品種以上を試験栽培しており、意外にも日本ワインの代表品種「マスカットベリーA」「甲州」は育てていないそう。
その中で一同絶賛だったのが「”リースリング”」。華やかで上品な香り、味わいはスッキリとした辛口で、まさにエレガントな日本ワインといった味わい。満場一致で”リースリング”に決定しました。
選定会議の後は、ミネラルなど植物の栄養素を豊富に含む「牡蠣殻」を”リースリング”の畑に撒き、これから実るであろうブドウに想いを馳せ帰路につきました。
ブドウ収穫・醸造へ
8月下旬、収穫がスタート。この日は晴天。しかし、収穫前に1週間以上続いた全国的な長雨の影響もあり、選果が非常に重要な年となりました。一房ずつブドウを収穫し、日焼けや傷んでいるブドウを一粒一粒選り分けていきます。炎天下の中、一同、真剣な表情で丁寧に選別作業を行いました。
収穫が終わると、鮮度が落ちないようすぐに醸造を開始。ブドウをベルトコンベアに載せ、果実と茎を選別しますが、その前にも再度、ブドウの選果を抜かりなく行います。そして果実を搾り果汁をタンクへ。搾りたての果汁は、ほのかに甘いが若々しく青い香り。きっとフレッシュな辛口に仕上がるだろうと、期待がふくらみます。
オリジナルワインの完成!
2月中旬、いよいよ待ちに待ったワインが手元に届き、早速テイスティング。
ミントなどフレッシュなハーブの爽やかな香りの中に、白い花のエレガントな香りが優しく漂います。口に含むとレモンをキュッとしぼった様な、シャープな酸味が印象的で、後味をすっきりと引き締めてくれます。春のそよ風吹く草原にいるような、心地よい飲み口です。
一房ずつ心を込めて丁寧に摘み取って出来た「Tsumami(つまみ) Riesling」を、是非お愉しみください。
文/リカーマウンテン 商品部 ワイン担当 松本
取材・撮影日:2021年8月23日
Tsumami リースリング2021
商品番号 431122/750ml
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イエノミクラブ編集部