菊の司

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KEY PERSON

舵を取るのは女性蔵人

2021年、経営体制を一新し家業から企業へと転身。翌年には雫石へ移転し、醸造設備や管理体制までを一から整えた。その舵を取るのが山田貴和子氏である。新蔵を案内される中、設備の説明やその拘りから、日本酒へのただならぬ情熱を感じさせてくれた。

山田氏は経営体制の一新を機に異業種から転身。醸造の方向性は勿論、販売先の開拓をも担い、全国を飛び回る同蔵のキーパーソンだ。

品質への妥協をしない最新鋭の醸造設備

塵一つ無い驚くほど清潔な蔵内は、徹底した品質管理と醸造技術の向上を可能にする最新設備が並ぶ。全ての空間で温度管理がなされ、仕込みタンク13基も全て冷却機能付きのサーマルタンク。2区画ある保管庫は5度と-5度で使い分ける。極めつけは出荷前冷蔵庫。出荷時の温度変化による劣化や、ラベルダメージにも気を遣う。

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最新設備で挑む未踏の高精米30%

共同開発は今回で3度目。「今までで最高の酒にしたい」という私の希望を叶える形で同蔵史上最高精米となる30%での商品化が実現。高精米に耐え得る酒米「山田錦」、最大限香り立つK1801酵母を掛け合わせ、最高峰の純米大吟醸「Garnet」が誕生した。

精米歩合30%の酒質は、繊細で温度変化にも非常に敏感。最新設備を備える菊の司酒造だからこそ、安定した味わいを実現できる。

繊細で、華やかで、濃密

提供温度で大きく変化する味わいはまさに繊細そのもの。高貴で華やかな香りとジューシーで蜜の様な甘味、両者納得の味わいに辿り着いた。

菊の司 Garnet 純米大吟醸 山田錦30
外観

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