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イエノミクラブ編集部
今や”ウイスキー福袋”と検索すると、数々の紹介ページがヒットし、販売するとわずか数分で売り切れてしまうほど人気となった弊社発の人気商品。今回はこの”ウイスキー福袋”の開発秘話や企画の様子をご紹介。
“ウイスキー福袋”が生まれたきっかけ
事の始まりは2018年、当時 洋酒のチーフバイヤーだった伊藤社長のふとした呟きからだった。
「もっと色々なウイスキーを知って楽しんでもらえる方法ってないかな…」
この一言を聞いていたのが、当時直属の部下であり、後に大人気”ウイスキー福袋”の開発者となる堤さんだった。
元々、彼は岐阜県大垣市にあるリカーマウンテンで店長をしていた。当時 社内ではまだまだ利用者が少なかったTalknoteやFacebookといったSNSを使った情報発信を得意としており、そのことから彼のウイスキー好きは有名で、自宅には100を超えるレア物ウイスキーを所蔵するほどのウイスキーマニアだ。
異動によるプレッシャー 生み出したアイデアとは
その後、その豊富なウイスキーの知識を買われ、商品部、北新地店など様々な現場を経験。やがて通販部洋酒チームに配属されることに。ここで、通販部のウイスキー販売を一手に任された。
異動したばかりの堤さんにとって、人気商品を生み出し、実績を上げることは第一の使命。そこで思い出したのが、あの時の社長の呟きだった。
「新しいウイスキーを知ってもらいつつ、楽しんでもらえる商品」
マッサンブームで一気に人気に火がついたウイスキーだったが、3年以上経過しても、売れるのは余市や山崎といった偏った有名銘柄ばかり。他にも世界中にいいウイスキーがあるにもかかわらず、それらを知っている人はほんの僅か。
そこで、「”人気商品”と”おすすめ商品”これらをセットにしてはどうか。お客さん側も選ぶ手間が省けていいかもしれない」
何より知らないウイスキーを知る醍醐味を味わってほしい、という思いが強かった。
SNSを使った情報発信 経験を生かした販売方法
その頃、リカーマウンテンでは東京初の店舗、「銀座777」がオープン。そこで初めて「”ウイスキー福袋”」の名前で販売された。最初は2本セットではなく、1本売りだったが、これがなんと100セット即日完売。そしてその直後に再販されると、初回の人気も相まってわずか1時間で完売と、驚きの反応だった。
その後、3回目に初めて2本セットを発売。これが今のオンラインショップのパイロット版となる。
この銀座777の勢いを見ていた堤さんは、「通販オリジナルというわけではない、けれど、これは知らないウイスキーを知ってもらえるチャンス、この”ウイスキー福袋”をブラッシュアップさせ、定番化していきたい」と考えた。
店舗では山崎ミズナラを特賞とした福袋がとにかく話題を呼んだ。オンラインショップでは特賞以外にももっと通販ならではのラインナップで構成し、世界中のウイスキーを盛り込んだ楽しめる組み合わせにしてはどうだろう?と。
そして遅れること1ヶ月、オンラインショップでもようやく「”ウイスキー福袋”」の販売を開始。これまでのSNS経験も活かし、250セット、400セットと次々に完売。ようやく人気商品の定番化に成功した。
人気の”ウイスキー福袋”を購入するには?
あれから4年、今や”ウイスキー福袋”は1ヶ月に1,000セット以上を販売する不動の人気商品となった。
“ウイスキー福袋”は特賞とそれ以外のウイスキーとの組み合わせでアタリ・ハズレが決まる。もちろん何がアタリで何をハズレと感じるかは人それぞれ、中には「普段自分では選ばないウイスキーが届き、それが新たな発見につながった。」と喜んでくれる方も。
そんな人気商品を購入するにはどうすればいいのか?
「まずは、販売店舗のメルマガやSNSをチェックしてほしいです。また、福袋は抽選販売のため、会員様限定での販売となっています。まだ会員登録をお済でない方は、ご利用店舗での事前登録をおすすめいたします。」
とのこと。
“ウイスキー福袋”の次にくるヒット商品は?
最後に、堤さんに次なるヒット商品について聞いてみた。
「今は、”ウイスキーフライト”という量り売りの商品に力を入れています。量り売り自体は北新地店に勤務していた時に行なっていたなじみの販売方法ですが、銀座777でウイスキーの量り売りを始めたことをきっかけに、これを通販版に応用、通常手に入りにくいレアウイスキーを50mlの小瓶に入れてセット販売することで、レアウイスキーをちょっとづつ味わってみたい方に好評です。」
ウイスキーフライトはリカーマウンテンの旗艦店である銀座777の量り売りから派生した商品だが、今では”ウイスキー福袋”と並ぶ人気商品となっている。
あとがき
“ウイスキー福袋”の企画は月1回行われる企画会議で決定。その後販売ページ制作、梱包、配送、と企画から販売までわずか2週間で行われる。これらは委託ではなく全て社内で行なっており、だからこそのスピード販売なのだ。よく特賞はどうやって決めているのか、と聞かれることが多いが、決定は完全にランダム。企画・梱包・外部倉庫へ納品・実際の発送など全て担当者が分かれているため、一担当者が特賞を操作することは不可能なシステムとなっている。
まだ新しいウイスキーに出会ってない、トライしてみたい、という方はぜひ販売店のサイトをチェック!
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