シャンパーニュ選びは「”ドサージュ”」にこだわる!

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写真:シャンパーニュ

ワイン好きの中でも、シャンパーニュやスパークリングワインをよく飲まれる方であれば一度は耳にしたことがあるであろう”ドサージュ”という言葉。そもそもこの”ドサージュ”とは一体何なのでしょうか?

写真:"ドサージュ"

“ドサージュ”とは?

まず初めに「”ドサージュ”」とは、シャンパーニュの醸造工程の1つで日本語で「補糖」を指します。通常シャンパーニュの製造工程は瓶内で二次発酵させ、酵母がワインの中の糖分を分解する事で炭酸ガスとアルコールが発生します。そして発酵で生まれた澱を瓶口に集め、デゴルジュマン(澱引き)を行います。その際に目減りした容量を補うためにリキュールを加えます。この作業を「”ドサージュ”(=門出のリキュール)」と呼びます。

シャンパーニュの醸造工程

写真:シャンパーニュの醸造工程

“ドサージュ”を行う目的として「澱引きによって目減りしたワインの量を補う」という役割もありますが、実はもう一つ、糖分を添加することでワイン全体の味わいを微調整するという重要な役割があります。この”ドサージュ”の量によって、味わいにボリューム感を出したり、甘さの調整をしたりしています。そしてシャンパーニュは1リットルあたりの残糖量(グラム)によって、甘口から辛口の7種類に分類され、それぞれに名称がついています。実際に商品を購入する際にはこれを参考にするとよいかもしれませんね。

シャンパーニュ甘辛表

写真:シャンパーニュ甘辛表

「”ドサージュ”・ゼロ」ブーム到来中!?

近年の世界的な健康志向や日本食ブームなどにより、残糖度がより少なく、ドライでキレのある飲み口の「”ドサージュ”・ゼロ」を合わせるシチュエーションが増えてきています。ただ、一切糖を施さない製造方法は良い面も悪い面も強調されるため、よっぽど品質に自信がないと造れないと言われています。

写真:畑

甘口から辛口まで、”ドサージュ”によってシャンパーニュの味わいが決まるため、この”ドサージュ”の量こそ各生産者が最後に調整可能な一番の腕の見せ所といっても過言ではありません。同じ”ドサージュ”の量で違った生産者と飲み比べたり、同じ生産者が造る”ドサージュ”違いを飲み比べて味わいの変化を楽しんだりと、”ドサージュ”に拘ってシャンパーニュを味わってみるのも楽しいのではないでしょうか。

“ドサージュ”違いを飲み比べてみたい方はデジャンシエールがおすすめ!

写真:"ドサージュ"違い飲み比べデジャンシエール

ピノ ノワール60%、ムニエ40%を使用し、同じベースワインで60ヶ月という長期瓶内熟成させたブラン ド ノワールを”ドサージュ”のみ調整。全く補糖を行わないホワイトラベル、6g/Lに抑えたドライなブルーラベル、多くのメゾンが採用する9g/Lのスタンダードなオレンジラベル、黒ブドウの豊潤さが引き立つ11g/Lのブラックラベルの4種類を飲み比べできます。”ドサージュ”による味わいの違いを楽しめるシャンパーニュ。

写真:ディディエショパン

ディディエショパン
Champagne DIDIER CHOPIN

デジャンシエールは、シャンパーニュメゾン、ディディエ ショパンの協力のもと誕生したシャンパーニュブランドです。このメゾンは、1989年にヴァレ・ド・ラ・マルヌに設立された家族経営のNM(ネゴシアン・マニピュラン)。世界各国に高品質でコストパフォーマンスに優れたシャンパーニュを提供しています。

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