極上の「Sクラス」ワイン パルマッツ ヴィンヤード

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メルセデス・ベンツの最高級オープンモデル「Sクラス カブリオレ」と完璧にペアリングする極上ワインとして取り上げられ、一躍注目を浴びているナパのPalmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)

Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)

それは、上質な時間を知る、
洗練された大人のためのラグジュアリー

アメリカ屈指の銘醸地 ナパ・ヴァレー

ワインの常識を覆した驚きの品質

アメリカ随一の高級ワイン産地、カリフォルニア州ナパ・ヴァレー。250年以上の歴史を誇る銘醸地だが、その名を世界に轟かせたのは1976年に行われたアメリカvsフランスワインのブラインド試飲対決、通称「パリスの審判」。

審査員として選ばれたワイン界を代表する9名のフランス人が、当時業界を席巻していたボルドーやブルゴーニュではなくナパ・ヴァレー産のカベルネとシャルドネを第1位に選んでしまうという大事件が発生。

この試飲会がきっかけで世界有数のワイン銘醸地と評価され、世界中に熱狂的なナパ・ファンを生み出しました。

高得点ワインの聖地

①評論誌ワイン・アドヴォケイトの通称パーカーポイント100点満点獲得が最も多い産地

②ワイン検索サイトワインサーチャー発表の「世界のベスト・カベルネ」においてベスト10すべてがナパ・ヴァレー産

③評論誌ワイン・スペクテーター発表のTOP100ランキングでナパ・ヴァレー産ワインが毎年上位ランクイン

Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)

Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)
Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)

Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)はパルマッツ家による家族経営のワイナリー。オーナーであるJulio Palmaz(フリオ・パルマッツ)氏はアルゼンチン生まれ。マザー・テレサの心臓バイパス手術をした名医としても有名で医学の分野で多大なる功績を残している。1970年代、医学の研究のため移住したカリフォルニアでワインと出会い、「最高のワインをつくるのに、この土地以外はありえない」と妻Amaliaと共にナパでワインづくりを決意する。

Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)

1997年彼はナパ最古のワイナリー(Cedar Knoll Vineyards)を買い取り再建、現在のワイナリーを8年かけて建設した。医療畑出身の彼が率いるワイナリーは、“最先端テクノロジーと伝統の融合”をモットーとし、カリフォルニアワイン界に革命を巻き起こしている。

ナパ最古のワイナリーと最先端技術の融合

Palmaz Wineryが所有する64エーカー(250ヘクタール)の畑は、高度の異なる3エリア(海抜120m~430m)に位置し、46の小区画に分かれている。この微妙に異なる複雑な地形が、最終的なワインの複雑味を生み出している。

Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)

栽培の精鋭部隊が重視するのは、ナパという最高の環境とブドウそれ自体の特徴の両方を活かし、最高のパフォーマンスを実現すること。そのために畑のIT化を進める一方、実際に足をつかって畑を歩き回り、ブドウの木に触れることで微妙な状態をチェックするという伝統的なワインづくりにも手を抜かない。

Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)

こうしてブドウを慈しみ、「畑」単位ではなく「一本のブドウの木」単位での栽培を心がけることで、収穫期には宝石のようなブドウが実をつける。栽培・醸造における“最先端テクノロジーと伝統の融合”がパルマッツの極上ワインを生む秘訣だ。

いくら技術を駆使しても、もとのブドウの品質が極めて良くなければ、これほど優れたワインを造るのは難しい。

1868年創業の「セダル・クノール・ヴィンヤード」を1997年にフリオ・パルマッツが取得。現在では250ヘクタールの自社畑を所有。クームズビルAVAの最良のロケーションに位置する。

革新と芸術の共存

まるで地下要塞のような18階建てワイナリー

ワイナリーはワインづくりに理想的な温度を保つため、マウント・ジョージの山沿いにそって地下に埋め込まれて建設されている。

Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)

完璧なモニタリングシステム

建物の中心部にある24の発酵タンクは個別に設置されたセンサーにより完全にモニタリングされている。収集されたデータはドームの天井に投影される。その様子はさながら宇宙センターの内部のよう。

Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)

過去50年間以上の天候情報を収集し続けており、それぞれのヴィンテージの気候特徴に合わせてブドウ品種ごとに生育状況を詳細に把握。これまでの経験とデータにより完璧なタイミングで収穫を行っている。

重力に逆らわないワイナリー構造

重力に沿って優しくワインを移動させる“グラビティ・フロー”の手法をワイン造りのプロセス全体に取り入れている。

Palmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)

ワイナリーの上層階からブドウの旅はスタートし、除梗、選果を経て発酵、ブレンド、樽熟成と段階が進むとともに下へ下へと移動する。ワインの移送にポンプを使わないことはもちろん、各プロセスで階層が異なるシステムは非常にユニークであり、世界でも例をみない。オーナーが「重力がワイン造りの仕上げをしてくれる」というように、最先端テクノロジーを駆使したワイナリーでありながら、その根幹は自然なワインづくりという芸術に対するポリシーがある。

『染み』に刻まれたワイナリーの歴史

ラベルの“染み”は、汚れではなくインクでデザインしたもの。デザインは全6パターン。1ケース(6本)の中に同じデザインのボトルが含まれないようコントロールされている。

この“染み”にも、実はストーリーがある。現オーナーが元ワイナリーであったこの土地を購入した際、禁酒法以前の時代に造られていた、手書きのラベルのワインボトルが見つかった。

その古いワインのラベルについた本物の“染み”を見たとき、「前ワイナリーからのフロンティアスピリッツを受け継ごう」とオーナーは決意し、新生パルマッツのラベルにも“染み”をデザインすることに決めたという。

パルマッツの頂点「伝統と革新の芸術作品」

Palmaz Vineyards
Cabernet Sauvignon 2017

パルマッツ・ヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニヨン 2017

Dr.フリオ・パルマッツ氏が追い求めた「伝統と革新」の結晶。自然との調和、最先端技術による精密な醸造管理から造られる、まさに芸術作品です。

収穫のタイミングで山火事が発生した2017ヴィンテージは、造り手にとってチャレンジングな年。火事の影響を受ける直前に収穫されたブドウをさらに丁寧に選別し、ピュアで凝縮した果実味だけを抽出。

よく熟しながらもフレッシュな酸が感じられるベリーの味わいを、オーク樽の柔らかなバニラ香と力強いタンニンが包みこみます。古き良きナパ・カベルネの片りんを感じさせる長く上品な余韻に酔いしれることができる逸品です。

OAKフレンチオークの新樽91%、20ヶ月熟成
BLENDカベルネ・ソーヴィニョン 93%、カベルネ・フラン4%、 マルベック2%、プティ・ヴェルド1%
ANALYTICS14.8% Alcohol
流通量3,915C/S 6本入

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